教育費マラソン⑥|中学入学準備の総額を出してみた|公立中学でも「9万円」

教育費マラソン

【結論】公立中学の入学準備、総額は約9万円でした

「公立だから、そんなにかからないでしょ」

私もそう思っていました。でも実際に末っ子の中学入学でかかった総額は、約9万円

2026年・地方の公立中学校での、わが家の実例です。

この記事では、何にいくらかかったかの明細と、削れたもの・削れなかったもの、そして「いつから・月いくら積み立てれば間に合うか」までまとめます。これから中学入学を迎えるご家庭の「目安の数字」になればうれしいです。


衝撃の内訳:やっぱり「制服代」が最大の壁

机の上に並んだ制服、スクールバッグ、上履き、体操服のイラスト

【中学入学準備 費用内訳(2026年・公立)】

項目金額
制服一式約60,000円
通学リュック7,500円
絵の具セット2,500円
学用品・通学靴・ベルト等約20,000円
合計約90,000円

※体操服・補助バッグはお下がりで対応

ご覧の通り、制服一式の6万円が圧倒的です。総額の3分の2が制服。

しかも地味に痛いのが「学用品・通学靴・ベルト等」の約2万円。1つ1つは数百円〜数千円なのに、塵も積もれば2万円。レシートを並べて初めて「こんなに買ってたのか」と気づきました。

制服代は「学校ガチャ」。うちはモデルチェンジ直撃でした

ここで声を大にして言いたいのが、制服代は学校によって全然違うということ。

制服は学校指定で、販売店も限られています。つまり親に選択肢がほぼない「言い値の世界」。さらにわが家の場合、ちょうど制服のモデルチェンジ直後で、お下がりも使えませんでした(この顛末は[中学制服6万円のリアル]に詳しく書いています)。

だから、これから入学を控えるご家庭に一番おすすめしたい情報収集は、同じ中学の先輩保護者に「総額いくらでした?」と聞くことです。学校説明会の資料より、これが一番リアルで早い。制服のモデルチェンジ予定や「指定だけど実は使わないもの」まで教えてもらえます。

「10万円の覚悟」をしていたから、パニックにはならなかった

家計ノートを開いて安堵する母親と電卓のイラスト

わが家が9万円を冷静に受け止められたのは、事前に先輩ママから「中学入学は10万円弱かかるよ」と聞いて、覚悟と準備をしていたからです。

教育費で家計に一番ダメージを与えるのは、金額そのものより「知らなかった」という不意打ち。同じ9万円でも、知っていれば積立で平らにできるし、知らなければボーナスや貯金を突然削ることになります。

削れたもの、どうしても削れなかったもの

削れたもの(お下がりの活用)

  • 体操服
  • 補助バッグ

削れなかったもの(選択肢なし)

  • 指定の制服(モデルチェンジ済み・代替不可)
  • 性別が違って使い回せないもの
  • 学校指定の学用品

削れる余地があるのは「指定が緩いもの」だけ。逆に言えば、指定が厳しいものは節約のしようがないので、最初から「払う前提」で予算に組み込むほうが精神的にラクです。

「事前の準備」と入学祝いが家計を救ってくれた

ダイニングで入学準備リストを確認する母と中学生のイラスト

わが家では「入学準備枠」として、毎月少しずつ別枠で積み立てていました。

さらに、両親やきょうだいからの入学祝いが約7万円。結果として9万円のうち7万円を補填でき、実質の家計負担は約2万円で済みました。

ただし、入学祝いを当てにした計画はおすすめしません。金額は読めないし、いただけるかどうかも分からない。積立がベースにあってこそ、入学祝いは「ゆとり」になる。これが実感です。

全国平均で見ると、本番は「入学後の3年間」だった

入学準備の9万円は、実はスタート地点に過ぎません。

文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」によると、公立中学校に通う子ども1人の学習費は年間約54万円(全国平均・塾などの学校外活動費込み)。3年間では約163万円になる計算です。

月割りにすると約4.5万円。「公立中学=ほぼ無料」というイメージとは、だいぶ違う数字ではないでしょうか。

わが家も入学後、部活動(陸上部)や学校徴収金で毎月しっかりお金が出ていくようになりました。入学後に実際いくらかかっているかは[公立中学、入学後にかかったお金を全部出してみた]で明細を公開しています。

つまり中学の教育費は、「入学時の9万円」と「その後の毎月」の二段構え。準備するなら両方セットで考えるのが現実的です。

経済的にきつい時期なら「就学援助制度」も知っておく

これは私が家計を調べる中で「もっと知られていいのに」と思った制度です。

経済的な理由で就学が難しい家庭向けに、自治体には就学援助制度があります。学用品費や給食費などに加えて、「新入学児童生徒学用品費」という入学準備金が支給される自治体も多く、まさに今回のような制服・学用品の出費に充てられます。

所得基準や金額は自治体ごとに違うので、「うちは対象かも」と思ったら、市区町村のホームページか学校事務室で確認してみてください。申請しないと受けられない制度なので、「知っているかどうか」がそのまま差になります。

中学入学費用、いつから準備すればいい?

通学カバンを背負い前向きに歩く子どもと見守る母親のイラスト

わが家の結論は、小学6年生の春からです。

  • 10ヶ月で9万円 → 月9,000円
  • 12ヶ月かけるなら → 月7,500円

入学説明会は秋〜冬に行われることが多く、制服の注文もそのタイミング。6年生の春から始めれば、注文時期までに大半を積み立てられます。

月7,500円なら、家計の固定費を1つ見直せば捻出できる金額。「6年生になったら積立開始」とルール化してしまうのがおすすめです。

まとめ:数字を出すと、やるべきことが見えてくる

【中学入学準備 総まとめ】

  • 総額:約90,000円(最大の壁は制服6万円)
  • うち入学祝いで補填:7万円
  • 実質の家計負担:約2万円
  • 入学後は全国平均で年約54万円(文科省調査)の世界へ
  • 準備は小6の春から月7,500円〜9,000円の積立で間に合う

「公立だから安い」ではなく「公立でも9万円+毎月の出費」。数字をはっきり出すと、現実は直視できるし、やるべきこと(積立・情報収集・制度の確認)も見えてきます。

わが家の教育費マラソンは、次は「部活動」という新しい波へ。シリーズの全体像は[教育費マラソンまとめ]からどうぞ。

※本記事の情報は2026年6月現在のものです。制度・金額は自治体や学校によって異なります。
(出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」)

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