私はキャッシュレス派です。スーパーでも、ドラッグストアでも、コンビニでも、基本的にカードか電子マネーで払います。現金を出すのは、どうしても現金しか使えない場面だけ。
ただ、コスモスだけは違います。
財布から現金を出すことに、なんの迷いもありません。むしろ「ここは現金でいい」と思っています。その理由を整理してみたら、ポイント還元への考え方が変わった話と、住む場所と食費の関係まで話が広がりました。
コスモスはポイントカードがない

コスモス薬品は、ポイントカードや会員制度を持たないことで知られています。「貯まるポイント」がない代わりに、価格そのものが安い。これが基本的な方針です。
他のドラッグストアは、アプリや会員カードでポイントを貯めて、ある程度たまったら値引きに使う、という仕組みが主流です。コスモスはそこに力を入れない。その分を値付けに反映している、ということだと私は理解しています。
ポイントカードを発行・管理するコストも、ポイント還元の原資も、最終的にはどこかの価格に乗っています。コスモスはその仕組みごと省いて、最初から安くしている。そういう店です。
「1%還元」と「毎日10円安い」を比べてみた

ポイント還元1%というのは、1,000円買えば10円分のポイントがつく計算です。
コスモスで同じ商品が10円安ければ、ポイントを貯めなくてもその日から得をしています。しかも「いつかポイントを使う」という手間も管理も必要ない。
もちろん全品が他店より安いわけではありません。ただ、日用品や食品の一部は体感でもはっきり安い。シャンプーやボディソープ、洗剤、お菓子類など、毎月必ず買うものが安定して安い店というのは、ポイント倍率キャンペーンで盛り上がる店より、結果的にお得になることがあります。
試しに計算してみたことがあります。月に日用品を3,000円分コスモスで買うとして、他店より1品10円安い商品が10品あれば100円の差。年間1,200円。カードポイント1%還元なら3,000円×1%=30円。どちらが大きいか、数字にすると明らかです。
キャッシュレスで1〜2%のポイントをつけるより、そもそも安い店で買う方が早い。それに気づいてから、ポイント還元率よりも「実際の値段」を先に見るようになりました。
ポイントを追いかけていた頃
以前は「ポイント5倍デー」に合わせて買い物をしていました。5倍なら5%還元、それなりにお得に感じていました。
でも振り返ると、ポイント5倍の日に「まとめ買いしておこう」と、本来そのタイミングで必要ではないものまで買っていた気がします。結果として余分に使っているのに、ポイントで得をした気分になっていた。
ポイ活は頑張らない方が続くでも書きましたが、ポイントを意識しすぎると「ポイントのために行動する」という逆転が起きます。本来は「必要なものを買う」がベースのはずが、「ポイントが多い日に買う」「ポイントがつくから買う」になっていく。
コスモスで買い物をするようになってから、その感覚がなくなりました。ポイントのことを考えなくていいので、必要なものを必要なときに買うだけです。
それでもキャッシュレスを使う場面

コスモスで現金を使うのは、ここの買い物に限った話です。他の店ではキャッシュレスを使い続けています。
理由はシンプルで、他の店ではポイントがつくことで実質的に安くなる場面があるからです。たとえば普段使いのスーパーで楽天カードを使えば1%還元、楽天市場との組み合わせでさらに上乗せできる。コスモスほど値段が安くない店では、還元率を活かす意味があります。
「キャッシュレス一択」でも「現金一択」でもなく、店によって使い分ける。それが今の私のやり方です。
現金をほぼ使わなくなった理由でも書きましたが、キャッシュレスにした一番の理由は家計管理のしやすさです。記録が自動でつくので、何にいくら使ったかが把握しやすい。コスモスだけ現金にしていても、月に数回の買い物なので管理への影響は小さい。
徒歩5分にできた店と、住む場所の話
我が家からコスモスまで、徒歩5分ほどです。
家を建てたときはありませんでした。しばらくしてオープンして、正直ラッキーだと思いました。毎日の動線に「安い店」が入ってくるだけで、買い物の組み立て方が変わります。
今から住む場所を選ぶとしたら、コスモスや業務スーパーなど、日常的に使える店が徒歩圏にあるかどうかをかなり重要な条件にすると思います。家賃や広さと同じくらい、「毎日の買い物がどこでできるか」は生活コストに直結する。
それと、できれば同じエリアに競合する店があるといい。同じ商圏に複数の店があると、どこかが値引きすれば他も対抗せざるを得なくなります。価格競争が働くほど、消費者にとっての選択肢が増える。住む場所が食費に影響する、というのは大げさではなく、体感としてそう思っています。
「お得な感じ」より「実際に安い」を選ぶ

ポイントには「貯まっていく楽しさ」があります。数字が増えていくのは、気持ちとして悪くない。でも「ポイントを貯めるための行動」が増えてきたとき、本末転倒になっていないか立ち止まることにしています。
コスモスで現金を出すのは、ポイントへの執着を一つ手放したことで、買い物がシンプルになったからです。「ここは安い」とわかっている店で、必要なものを必要なだけ買う。それだけです。
スーパー店員として売り場に立っていると、「安く見せる仕組み」と「本当に安い商品」の違いが少しずつわかるようになってきました。ポイント還元も、使いこなせばお得です。ただ「お得な気がする」と「実際に安い」は、別の話だと思っています。
※本記事の情報は2026年4月現在のものです。



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