家計管理を始めたい。でも、何から手をつければいいのかわからない。
数年前の私が、まさにそうでした。
先に結論を書きます。私が最初にやったのは、家計の「見える化」。これだけです。
家計簿をつけて、収入と支出を紙とスプレッドシートに書き出した。すると、貯金額「不明」だったわが家に、月4万円の余白が生まれました。
この記事では、思考停止でお金を使い続けていた私が家計と向き合うことになった経緯と、実際にやった見える化の中身・手順を、そのまま書いていきます。
「当たり前」という名の浪費を繰り返した日々

結婚式、新車、新築一軒家。
それが当たり前だと信じていた、かつての私の話です。
「人生ってこういうもんだよね」そう疑いもせずにお金を使ってきました。
みんなやってるし、必要なことだし、ちゃんとした大人の選択だと思っていました。
でも今思えば、それは「思考停止」のまま選んだ浪費だったのかもしれません。
世間の「普通」というレールに乗るために、必死にお金を払っていただけ。
そこに「自分の意志」はありませんでした。
教育費ピークの真っ只中にいる私
改めて、このブログを書いている「きみ」についてお話しします。
私は40代、3児の母。
大学生・高校生・中学生の子どもを育てながら、扶養内パートで働いています。
子どもが成長するにつれ、教育費は「ピーク」という名の絶壁を登るような勢いで膨らんでいきました。
収入は多くないし、正直、心に余裕もありません。
私は節約のプロでもなければ、資産運用で成功しているわけでもありません。
ただ、「このままじゃダメだ」と気づき、やっと本気でお金と向き合い始めただけの、どこにでもいる普通の主婦です。
だからこそ、この記事に書いてあることは、特別な知識がなくても誰でも再現できます。
「節約しているつもり」という一番の恐怖

昔の私は、家計のことをちゃんと分かっている「つもり」でした。
・節約してる”つもり”
・無駄遣いしてない”つもり”
・なんとなく大丈夫な”つもり”
でも現実は残酷です。実際は、お金の流れを一切把握していませんでした。
「今月はこれくらいかな?」という感覚だけでやりくりし、何にいくら使っているかも曖昧。通帳の残高を見ては一喜一憂する毎日。
「節約してるつもり」はただの自己満足で、家計の状態は何一つ良くなっていませんでした。
不安の正体は「現状を把握していないこと」だった
家計と向き合うきっかけは、特別な事件ではありません。ずっと心のどこかに「漠然とした不安」がこびりついていたんです。
・このままで老後は大丈夫なのかな?
・教育費、本当に最後まで足りるのかな?
・急に何かあった時、家族を守れるのかな?
私はもともと、「先が見えない状態」が一番ストレスを感じる性格です。それなのにお金のことだけは、完全にノープランで生きていた。
その矛盾に気づいたとき、背筋がゾッとしました。
不安の正体は、お金がないこと以上に「現状を把握していないこと」。だから私がやるべきだったのは、節約より先に「把握」でした。
第一歩は「とにかく見える化」

不安を解消するために、私が最初にやったことは、拍子抜けするほどシンプルでした。
家計簿をつけて、収入支出管理表を作った。ただそれだけです。
・収入はいくらあるのか?
・固定費(住宅ローン、保険、通信費)はいくらか?
・変動費(食費、日用品)はいくらか?
全部、スプレッドシートや紙に書き出して、「見える状態」にしました。
すると、今まで見えていなかったものが、次々と浮かび上がってきたんです。
見える化して気づいた「惰性の出費」
まず固定費を書き出してみると、こんな支払いが残っていました。
・NHK受信料 月1,800円
→ なんとなくそのままにしていた。家族で地上波をちゃんと見ていたのは…いつ?
・固定電話(ケーブル光電話) 月1,500円
→ もう誰もかけてこない番号。営業電話と詐欺電話の専用回線と化していた。
・Kindle Unlimited(本読み放題) 月1,000円
→ 最後にアプリを開いたのがいつか思い出せなかった。
・Netflix 月1,000円
→ 子どもたちが使わなくなっていて、私もほぼ見ていなかった。
どれも単体では「たったこれだけ」。
でも合わせると月5,300円。年間で6万円以上、なんとなく消えていたわけです。
ちなみに、固定費の中で一番大きい「住宅ローン」も家計の柱です。わが家がどう借りて、どう向き合っているかは別の記事にまとめています。
関連記事:住宅ローン、35年で借りたわが家の結論
一番大きかったのは食費
固定費よりも衝撃だったのが、食費の実態でした。
「自分なりに気をつけていたはず」なのに、数字にしてみると、外食・惣菜・なんとなくカゴに入れたものの合計が思いの外大きかった。
意識して買うものを見直しただけで、月3万円近く浮いてきました。
スーパーで働いていると「売る側」の視点があるはずなのに、自分の買い物は意外と無頓着だったと気づいた瞬間でした。
月4万円の内訳
・固定費・サブスク解約 月▲5,300円
・食費の見直し 月▲約30,000円
・その他こまごました支出の整理 月▲約4,700円
────────────────
合計 月▲約4万円の余白が生まれました。
「お金が増えた」というより、「消えていたお金が見えた」という感覚の方が正確です。
私がやった「見える化」の手順|特別な道具はいりません
「見える化って、具体的に何をするの?」という方のために、私がやったことを手順にしておきます。
ステップ1:毎月入ってくるお金を書き出す
夫の手取り、私のパート収入、児童手当。毎月(または定期的に)入ってくるお金を全部書き出します。数が少ないので、ここはすぐ終わります。
ステップ2:固定費を書き出す
通帳とクレジットカードの明細を1〜2か月分さかのぼって、毎月自動で引き落とされているものを全部リストにします。私の「惰性の出費」が見つかったのは、この作業でした。
ステップ3:変動費は「1か月だけ」記録する
食費や日用品は、まず1か月だけレシートを全部取っておいて合計します。完璧な家計簿を目指さなくて大丈夫。「だいたい月いくら使っているか」がわかれば十分です。
道具は紙でもスプレッドシートでも、家計簿アプリでも何でもOK。私は紙とスプレッドシートから始めて、今は家計簿アプリの「Zaim(ザイム)」に落ち着きました。毎月の家計簿公開記事も、Zaimの記録をもとに書いています。
ひとつだけコツを挙げるなら、1円単位で合わせようとしないこと。几帳面にやろうとするほど挫折します。目的は「きれいな家計簿」ではなく「現状の把握」です。
小さな一歩がもたらした大きな変化
家計を「見える化」して、劇的にお金持ちになったわけではありません。
でも、私の世界は確実に変わりました。
・月の貯金額:不明 → 月4万円
・お金のストレス:激減
・夫婦喧嘩:お金の話で揉めることが減った
4万円は、決して大きな金額ではないけれど、私にとっては「数字が把握できた」ことに大きな意味があったのです。
「ちゃんと管理できている」という実感が持てるだけで、安心感が全然違います。
一緒に「家計マラソン」を走りませんか?

もし今、この記事を読んでいるあなたが、
・扶養内でこれ以上働けない
・なのに毎月ギリギリで心折れそう
・貯金ができている気がしない
そう思っているなら、まずは家計管理から始めてみてほしいんです。
小難しい投資テクニックや、極限の節約生活は後回しでいい。最初はただ「把握する」だけでいい。
私の目指すゴールは「コーストFIRE」。
難しい言葉に聞こえるかもしれませんが、イメージはシンプルです。老後に必要なお金をある程度積み立てておいて、あとは運用に任せながら増やしていく。今の生活費は、扶養内パートの収入でカバーする。完全に仕事をゼロにするわけじゃなくて、「老後の心配を手放せる状態」を作ることが目標です。
教育費ピークという長い上り坂を走る「家計マラソン」はまだ始まったばかりですが、少しずつ、一緒に家計を整えていけたら嬉しいです。
見える化の次の一歩として、お金の使い方の「ものさし」を持つ話も書いています。
このブログの家計管理記事は、こちらのまとめページから全部たどれます。
関連記事:家計管理の全記事まとめ
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※本記事の情報は2026年6月現在のものです。

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