夫のひとことに、モヤっとした

「でも節約って、限界あるよね」
家での何気ない会話でした。
私がちょうど「自炊ってある意味最強の副業だと思う」という話をした直後に、夫がぽろっと言いました。
そのとき正直、モヤっとしました。
自分がコツコツ積み上げてきたことを、ひとことで片付けられた気がしたからです。「そんなことない」と反論したい気持ちもありました。
でも少し落ち着いて考えてみると、夫の言っていることも間違っていない。そのことに気づいてしまいました。
私がやってきた節約の話
私はもともと、家計管理や節約を考えるのが好きです。
なかでも効果が大きかったのが、食費の見直しでした。外食を減らして、惣菜をやめて、自炊を中心にした生活に変えたら、食費が月7万円近くかかっていたのが4〜5万円まで下がりました。
「自炊は最強の副業」という言葉、私は本気でそう思っています。お金を稼ぐより、使わないほうが手軽で確実なことは多い。
ほかにも固定費を見直したり、まとめ買いのタイミングを工夫したり。地道に積み重ねてきたという自負がありました。
だから夫のひとことに、少しだけ刺さったのだと思います。
確かに、節約には「床」がある

でも落ち着いて考えると、夫の言葉は正しい。
食費は4万円まで下げられても、ゼロにはできません。光熱費も通信費も、削れるところまで削ったらそれ以上は下がらない。子どもたちの教育費は、これからまだかかってきます。
「支出を整える」というアプローチには、確かに床(フロア)があります。下げ続けることには、限界がある。
いくら節約上手になっても、収入がゼロなら家計は成り立たない。夫はそのことを言いたかったんだと思います。
夫は「ハマり系」で、なおかつ稼ぐタイプ
夫のことを少し話します。
夫は、ハマるものがよく変わります。
釣りにハマっていた時期は、気づけばロッドやリール、ルアーがどんどん増えていました。次にランニングにハマると、今度はシューズが何足も並んで、ウエアも何着も増えています。
私からすると「同じようなの、もう持ってない?」と聞きたくなります。でも夫曰く、ちゃんと用途が違うらしい。
そしてブームが落ち着くと、道具たちは静かに押し入れへ収まっていきます。釣りのロッドはもう何ヶ月も出番がありません。ランニングシューズも、最近は稼働率が下がってきました。
「捨てれば?」と言いたいのをこらえています。夫は「また使うかも」と言うので。
「節約するか」という発想が、そもそもない人です。「使いたいものを使う」「稼いで補う」が基本の考え方。
会社員として働きながら、休日に副業もしています(販売系の仕事です)。残業はそれほど多くないぶん、空いた時間を収入につなげる動きをしています。
夫から見ると、私の節約ぶりは時々驚かれます。「そこまでする?」と言われることも。でも最近は、これはどちらが正しいという話ではなく、ただの性格の違いだと思っています。
わが家の役割分担のこと

結果として、わが家はこういう形になっています。
- 私 → 支出を整える担当
- 夫 → 収入を増やす担当
私は扶養内でパートをしながら、家事・子どもの学校行事をほぼすべて担当しています。フルタイムで働くと、体力的にも時間的にもキャパオーバーになります。だから自然と「収入よりまず支出」という方向で動いてきました。
この役割分担は、話し合って決めたわけではありません。気がつけばそうなっていた、という感じです。
お互いの性格と状況に合った役割を、なんとなく分担している。それでも家計という同じゴールに向かっている。わが家の家計管理ルール7選にも書いていますが、支出と収入のどちらかだけを頑張っても、バランスが崩れると続かないと思っています。
私も、少しずつ動き始めた
子どもが少し大きくなって、少しだけ時間に余裕ができてきました。
そこで最近、自分でも「何かできないか」と考えるようになりました。
まず始めたのが、メルカリで不用品を売ることです。
子どもが小さかった頃の服、使わなくなった教材、家の中で眠っていた雑貨。「捨てるしかないかな」と思っていたものが、意外と売れていきます。1点数百円のものがほとんどですが、出品→売れた→入金のサイクルが回ると、なんとなく楽しい。
「家の中のものに値段がついている」という感覚が新しくて、節約とは少し違う手ごたえがあります。片付きながらお金も入ってくる。性格的に合っていると感じています。
それ以外にも、画像編集や動画編集を少し触ってみたりもしています。「いつかの武器になるかも」くらいの感覚で、仕事として使えるかどうかはまだわかりません。ツールの使い方を覚えている段階です。
夫のように、明確な副業を持って毎月稼ぐイメージはまだ描けていません。でも「収入はゼロのままでいい」という気持ちでもない。何か自分に合ったやり方があるはず、と探しているところです。
「節約には限界がある」という夫の言葉が、少しずつ自分の中に染み込んできた気がしています。
節約も収入も、どちらも大事

家計管理は、支出と収入のバランスだと思っています。
節約によって家計の土台が安定するのは本当のこと。同時に、収入を増やす努力なしには、その土台もいつか揺らいでくる。
どちらが大事か、ではなく、どちらも大事。支出を整えながら、収入も少しずつ増やしていく。そのバランスを取ることが、家計管理の本質なのかもしれません。
夫婦で考え方が違っていても、同じ方向を向いていればそれでいい。最近、そう思えるようになってきました。
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※本記事の情報は2026年5月現在のものです。


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