今は夫婦で月10万円、NISAで積み立てています。
でも最初は、私ひとりでした。しかも、かなりびくびくしながら。
2023年の旧NISAへの飛び込みから、夫を説得して、証券会社を整えて、夫婦2人の体制が完成するまでに2年以上かかりました。
「投資、気になってるけど怖くてまだ始めていない」という方に、参考になれば嬉しいです。
2023年10月、旧NISAの積立枠に40万円を入れた

きっかけは、資産形成について本格的に勉強し始めたことでした。
投資信託の仕組みを調べるうちに「これは早く始めるほどいい」と確信して、「2023年中に積立NISAの枠を使い切りたい」と思い立ちました。そこで選んだのが、積立枠にボーナス設定で40万円を一気に入れる方法です。
積立NISAの年間非課税枠は40万円。年の途中から始めるなら、一括でその枠を使い切ってしまう方が複利の時間を長く確保できる。理屈ではわかっていました。
でも、正直怖かったです。
投資に慣れていない状態で40万円を動かすのは、なかなか勇気が要ります。「下がったらどうする」「タイミングが悪かったら」と頭の中がぐるぐる。それでも踏み切れたのは、「何もしないリスクの方が大きい」と思えたからです。現金で持ち続けるほうが、インフレに負けていく未来がはっきり見えてきた。
どうせやるなら早い方がいい。決めたら、動く。
最初はずっとマイナスだった
飛び込んだあと、しばらくはじわじわとマイナスが続きました。
画面を開くたびに「また下がってる」とため息が出ていた時期があります。それでも売りませんでした。「長期投資はこういうもの」と自分に言い聞かせながら、淡々と続けることにしていました。
ここで売っていたら、そこが永遠の損失になる。買い続ければ、安い時期にも積み立てられる。頭ではわかっているのに、画面を見るのが怖い日もありました。
それでも、やがて慣れました。
相場が大きく動いた時期(トランプ政権の関税報道が出た頃)には、不思議とあまり動揺しませんでした。最初のじわじわマイナスで、すでに心が慣れていたのだと思います。「この程度の揺れは想定内」と感じられるようになるには、一度通り抜けた経験が必要でした。
最初の不安は、続けることで薄れていく。これは実感しています。
夫に「あなたの枠も必要だと思う」と伝えた

2025年後半、夫に新NISAを始めることを提案しました。
伝えたのはシンプルに、「私たちの老後の資産形成に、夫の新NISA枠も必要だと思う」ということ。新NISAは夫婦それぞれに年間360万円の非課税枠があります。私の枠だけでは足りない。2人分使えれば、資産形成のスピードが変わる。
夫の反応は「いいよ。でも難しいことはよくわからないから、一緒に設定して」。
思ったよりすんなりでした。投資への抵抗はなかった。ただ、自分一人ではやらない、手続きが面倒、というタイプです。わかります、その感じ。
投資に関心のない配偶者を説得するコツは、「難しい説明をしない」ことだと思っています。メリットだけ伝えて、設定は一緒にやる。それだけでいい。
夫の証券会社を楽天に変えるまで
ひとつ誤算があって、夫はもともとSBI証券でNISA口座を開設していました。
夫は楽天経済圏ユーザーで、楽天銀行も楽天カードも使っています。SBIでそのまま始めるより、楽天証券でまとめた方が日々の管理が楽。でもNISA口座の金融機関変更は年1回しかできないため、タイミングによっては翌年からのスタートになります。
私たちは2026年からを目標に、2025年中に手続きを進めました。
楽天証券の口座開設は、ポイ活サービスのハピタスを使い、報酬が多い時期を狙って申し込みました。どうせ開設するなら、ポイントももらった方がいい。
今のわが家のNISA体制
2026年から、夫婦2人の体制が整いました。
私(妻)
- 証券会社:SBI証券
- 引き落とし銀行:住信SBIネット銀行
- 積立クレカ:三井住友カード(NL)
- 積立銘柄:eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)1本
- 積立額:月5万円
夫
- 証券会社:楽天証券
- 引き落とし銀行:楽天銀行
- 積立クレカ:楽天カード
- 積立銘柄:楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- 積立額:月5万円
合計で月10万円。以前は現金で積み立てていたお金を、そのままNISAに回しています。
それぞれ自分の経済圏に合わせた組み合わせにしたので、手続きも引き落としも自然とスムーズです。証券会社・銀行・クレカがつながっていると、引き落とし残高の確認も一か所でできます。
わが家の口座の全体像(どこに何を置いているか)は、こちらの記事にまとめています。
→ わが家の銀行口座、整理しました|5つの口座の使い分けとお金の流れ全部見せます
オルカン1本に絞った理由

私がオルカン1本に絞った理由は、正直に言うと「選ぶのが面倒になったから」です。
S&P500との違いを調べて、比較記事を読んで、YouTubeを見て…考えるほど迷う。オルカン(全世界株式)かS&P500(米国株式)か、どちらが正解かは誰にもわからない。だったら「全世界まとめて買う」という最もシンプルな選択でいこう、と決めました。
選ぶコストが下がった分、続けることに集中できています。
夫は自分で調べて楽天VTIを選びました。全米株式と全世界株式で厳密には違いますが、大きな方向性は同じ。それぞれが自分で選んだものを、それぞれが管理する形にしています。
投資を始めて変わったこと

投資を始めてから、お金の使い方が変わった気がしています。
「このお金、ここに使っていいのかな」と考えるようになったというか、衝動買いがかなり減りました。積み立てが自動で動いているからこそ、残ったお金をどう使うかが見えやすくなったのかもしれません。「積立済みの安心感」が、使いすぎへのブレーキになっている感覚です。
「少額でもいいから早く始めた方がいい」とよく言われますが、私は本当にそうだと思っています。早く始めるほど、相場の波に慣れる時間ができる。最初の怖さを、時間をかけて乗り越えることができます。
月1万円でも3万円でも、まず始めること。体制を整えるのは、その後でいい。
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※本記事の情報は2026年5月現在のものです。


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